主役はツボクサ。表示の一番最初に来ます
ツボクサ葉水も、大部分は水です。精製水の代わりにこの水を使っている、という意味であって、水分が少ない濃い製品という意味ではありません。
化粧品の成分表示は、配合量の多い順に書くのが原則です。インセルダムの主要な製品は、そのいちばん最初が「ツボクサ葉水」です。水より先に来ます。
On the Box容器または外箱の表示
箱の裏を、そのまま起こしてみる
化粧品の成分表示は、配合量の多い順に書く決まりです。だから「何が入っているか」より、何番目に書いてあるかのほうが多くを語ります。店頭で箱をひっくり返したときに見えるのと同じ並びで、上位だけを起こしました。
1ツボクサ葉水、2プロパンジオール、31,2-ヘキサンジオール、4ナイアシンアミド、5グリセリン、6メチルグルセス-20、7水、8パンテノール、9BG、ほか
1番目はツボクサ葉水水は7番目
1ツボクサ葉水、2BG、3プロパンジオール、4ポリグリセリン-3、5ジプロピレングリコール、6ナイアシンアミド、ほか
1番目はツボクサ葉水上位に水は出てきません
1ツボクサ葉水、2BG、3水、4セテアリルアルコール、5シア脂、61,2-ヘキサンジオール、7ステアリン酸グリセリル、8マカデミア種子油、9ナイアシンアミド、ほか
1番目はツボクサ葉水水は3番目
読み取れること3つとも1番目がツボクサ葉水です。ブースターでは水が7番目、クリームでは3番目、セラムは上位に水が出てきません。多い順の決まりに照らすと、水よりツボクサ由来の水のほうが多いということになります。
上に起こしたのは、それぞれの表示の先頭の数語です。配合量が1%以下のものは順不同で書いてよいことになっているので、後ろのほうの順番からは量を読み取れません。全成分は容器または外箱に日本語で記載されていて、公式モールの各製品ページでも確認できます。

ツボクサはセリ科の多年草で、学名をセンテラ・アジアティカといいます。韓国語では병풀(ビョンプル)。ドラッグストアに並ぶ「CICA」表記の製品と、成分の出どころは同じです。
「ジャイアントビヨンプール」とは何か
インセルダムの説明でよく出てくる言葉です。これは特別な新成分ではなく、병풀(=ツボクサ)の大型の品種を指しています。「ジャイアント」+「ビヨンプール(병풀の音写)」で、そのまま「大きいツボクサ」という意味です。
BBクリームには、ジャイアントビヨンプール葉水が57%配合されていると公表されています。
→ ツボクサそのものについては、本体サイトに詳しい解説があります。ツボクサ(CICA)とは/ツボクサの品種
よく出てくる成分の一覧
| 成分名 | どういうもの | 入っている製品 |
|---|---|---|
| ツボクサ葉水 | ツボクサの葉から取った水。表示の筆頭に来る | ブースター、セラム、クリーム ほか |
| マデカッソシド | ツボクサに含まれる成分のひとつ。CICA製品で名前を見る機会が多い | ブースター、セラム、クリーム |
| ナイアシンアミド | ビタミンB3。国内でも広く使われている成分 | ブースター、セラム、クリーム、BB |
| セラミドNP | 肌の角層にある脂質と同じ種類のもの | ブースター、クリーム |
| NMN | ニコチンアミドモノヌクレオチド | ブースター、クリーム |
| コラーゲン | マスクは低分子タイプ。クリームには加水分解コラーゲン | マスク、クリーム |
| ヒアルロン酸 | ジェルには分子サイズの違う8種類がブレンドされている | バランスジェル ほか |
| 金 | バランスジェルに入っている純金。なじませると輝きが消える | バランスジェル |
中心になる2製品に、何が入っているか
成分表示は配合量の多い順に並ぶ決まりです。
ダーマ ファースト パッケージ(ブースター)
上位から順に:ツボクサ葉水、プロパンジオール、1,2-ヘキサンジオール、ナイアシンアミド、グリセリン、メチルグルセス-20、水、パンテノール、BG。
そのあとに続くもののうち、名前を見る機会が多いもの:ツボクサ葉小胞、ハナビラタケエキス、ヒアルロン酸Na、ツボクサエキス、NMN、セラミドNP、マデカッソシド。
ダーマ クリーム
上位から順に:ツボクサ葉水、BG、水、セテアリルアルコール、シア脂、1,2-ヘキサンジオール、ステアリン酸グリセリル、マカデミア種子油、ナイアシンアミド。
そのあとに続くもののうち、名前を見る機会が多いもの:キハダ樹皮エキス、オウゴン根エキス、ツボクサ葉エキス、セラミドNP、マデカッソシド、加水分解コラーゲン、エルゴチオネイン、アテロコラーゲン。
クリームも1番目はツボクサ葉水です。3番目に水、4番目以降に油分と乳化剤が並ぶ、クリームらしい構成になっています。
全成分は、容器または外箱に日本語で記載されています。買う前にすべて見たい場合は、公式モールの各製品ページで確認できます。
Primary sources成分そのものの話
「ツボクサ葉水」とは、何なのか
表示名称の定義も、成分の化学式も、公的なところに書いてあります。
日本化粧品工業会 成分表示名称リスト
葉を水蒸気蒸留して得られる水
成分番号 564921 / 表示名称 ツボクサ葉水 / INCI名 Centella Asiatica Leaf Water / 定義 本品は、ツボクサ Centella asiatica の葉を水蒸気蒸留して得られる水相である。
つまり大部分は水です。精製水の代わりにこの水を使っている、という意味であって、水分が少ない濃い製品という意味ではありません。
www.jcia.org ↗日本化粧品工業会 成分表示名称リスト
「ツボクサエキス」は日本だけの名前
成分番号 551788 / 表示名称 ツボクサエキス / INCI名 (NOTHING) / 定義 本品は、ツボクサ Centella asiatica の葉及び茎のエキスである。
INCI名は世界共通の成分名です。それが「(NOTHING)」=存在しない。日本の表示名称にしかない呼び名だということです。葉だけを使う「ツボクサ葉エキス」(560281)は別にあり、こちらには Centella Asiatica Leaf Extract という国際名があります。
www.jcia.org ↗
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米国国立生物工学情報センター(PubChem)
2つの成分の違いは酸素1個
{"CID": 11954171, "MolecularFormula": "C48H78O19"} / {"CID": 24825675, "MolecularFormula": "C48H78O20"} / {"CID": 119034, "MolecularFormula": "C30H48O5"}
上からアジアチコシド、マデカッソシド、アジアチン酸。よく並べて書かれる最初の2つは、酸素が1個違うだけの近い分子です。アジアチン酸は、アジアチコシドから糖の部分が外れた本体にあたります。
pubchem.ncbi.nlm.nih.gov ↗
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世界保健機関(WHO)
呼び名の一覧に「tsubo-kusa」
WHO monographs on selected medicinal plants, Volume 1 (1999) — Herba Centellae, pp.77–85 / Selected vernacular names: … gotu kola … tsubo-kusa …
WHOが薬用植物についてまとめた資料に、ツボクサの項が9ページぶんあります。各国の呼び名の一覧に、日本語の「ツボクサ」がそのまま載っています。植物についての資料であって、化粧品の話ではありません。
iris.who.int ↗ここに出てくるのは、植物と成分そのものについて公的なところが書いていることです。化粧品としての効果の話ではありません。製品に何がどれだけ入っているかも、これとは別の話になります。
成分をひとつずつ見ていく
成分表を眺めてもカタカナが並ぶだけなので、よく出てくるものを順に説明します。ツボクサ由来のものと、それ以外に分けたほうがわかりやすいと思います。
ツボクサ由来の成分
ツボクサの働きの中心は、トリテルペンと呼ばれる4つの成分です。マデカッソシド、アシアチコシド、マデカシン酸、アシアチン酸。前の2つは糖がついた形(配糖体)で、後ろの2つは糖が外れた形にあたります。
| 成分 | インセルダムでの扱い |
|---|---|
| ツボクサ葉水 | 主要製品で成分表示の筆頭。葉から取った水です |
| マデカッソシド | ブースター・セラム・クリームに配合。CICA製品で名前を見る機会がいちばん多い成分です → 詳しく |
| ツボクサ葉エキス/ツボクサエキス | 葉や全草から抽出したもの |
| ツボクサ葉小胞 | 葉に由来する小胞(ベシクル)を指す表示 |
アシアチコシドは表示に出てきませんが、ツボクサ抽出物には通常含まれる成分です。4つの関係を知っておくと、他社のCICA製品の成分表も読みやすくなります。
→ ツボクサのトリテルペン4成分の全体像/アシアチコシドとは/配糖体・アグリコンなどの用語集
ツボクサ以外の成分
| 成分 | どういうもの | 入っている製品 |
|---|---|---|
| ナイアシンアミド | ビタミンB3。国内の化粧品でも広く使われています | ブースター、セラム、クリーム、BB |
| セラミドNP | 肌の角層にある脂質と同じ種類のもの | ブースター、クリーム |
| NMN | ニコチンアミドモノヌクレオチド。ナイアシンアミドとは別の物質です | ブースター、クリーム |
| 加水分解コラーゲン/アテロコラーゲン | 分子を小さくしたコラーゲン。マスクには500ダルトンの低分子タイプ → 詳しく | クリーム、マスク |
| エルゴチオネイン | きのこ類に含まれるアミノ酸の一種 | クリーム |
| ヒアルロン酸 | バランスジェルは分子サイズの違う8種をブレンドと公表 | バランスジェル ほか |
| キハダ樹皮エキス/オウゴン根エキス | いずれも生薬としても使われる植物由来の成分 | クリーム |
| シア脂/マカデミア種子油 | 油分。感触とうるおいの保持に関わります | クリーム |
| ダマスクバラ花水 | ダマスクローズから取った水 | バランスジェル |
| 金 | 純金。なじませると金箔の輝きが消えます | バランスジェル |
| BG/プロパンジオール/1,2-ヘキサンジオール | 溶剤・保湿剤。多くの化粧品の土台になる成分です | ほぼ全製品 |
成分表の読み方、3つだけ
知っておくと、インセルダムに限らずどの化粧品でも役に立ちます。
- 配合量の多い順に並んでいる。ただし1%以下の成分は順不同で書いてよいことになっているので、後ろのほうは並び順に意味がありません。
- 「〜水」は水系の抽出液。ツボクサ葉水が筆頭なら、水の代わりにそれを使っているということです。
- 名前が長い=強い、ではない。表示名は化学的な決まりで付いているだけです。
→ ツボクサの安全性についてまとめた資料はこちらにあります。
→ 「この成分はどの製品に入っているか」は成分早見表から引けます。
→ 肌の奥(真皮)にあるコラーゲンと、いま韓国で注目されているエクソソームの話は、韓国の7日間の記録で図解しています。
「危険」と検索される理由
「インセルダム 危険」で調べている方もいると思います。このページでできるのは、何が入っているかを表示のとおりに並べることまでです。安全かどうかを当サイトが判定することはできません。
この検索が多いのは、たぶん次の3つが混ざっているからです。
- ネットワークビジネスへの警戒。成分の話ではなく、売り方の話です。→ 仕組みの説明はこちら
- 「好転反応」という言葉への違和感。もっともな警戒だと思います。→ 肌に合わないと感じたとき
- 成分そのものへの不安。全成分を見て、自分の肌が過去に反応した成分と照らすのがいちばん早いです。上に表示のとおり並べてあります。
敏感肌の方、過去にトラブルがあった方へ
どんな成分でも合わない人はいます。過去に化粧品でトラブルが出たことがある方は、その原因になった成分が入っていないかを買う前に確認してください。
使い始めるときは、いきなり顔全体に塗らず、腕の内側などで試してから始めると安心です。使っていて赤み・かゆみ・ひりつきが出たら、その時点で使用を止めてください。
公式モールで初めて注文した商品なら、注文日から30日以内は開けたあとでも返せて、手数料もかかりません(条件はこちら)。
よくある質問
インセルダムの全成分はどこで見られますか?
製品の容器または外箱に、日本語で表示されています。公式モールの各製品ページにも掲載されています。このページには主要2製品ぶんを載せています。
ツボクサとCICA(シカ)は同じものですか?
同じです。ツボクサの学名がセンテラ・アジアティカで、これを略した呼び方が「CICA(シカ)」です。韓国語では병풀(ビョンプル)といいます。
ジャイアントビヨンプールとは何ですか?
ツボクサの大型の品種のことです。「ビヨンプール」は韓国語の병풀(ツボクサ)の音写で、新しい成分名ではありません。
アルコールは入っていますか?
主要製品の表示に、いわゆるエタノールは上位成分として出てきません。ただし製品ごとに処方が違うので、気になる場合は購入前に各製品の全成分をご確認ください。
敏感肌でも使えますか?
「使えます」とは書けません。肌質は人によって違うためです。過去にトラブルの出た成分がないかを確認し、腕の内側などで試してから始めてください。異常が出たら使用を止めてください。
妊娠中・授乳中でも使えますか?
化粧品なので特別な制限は設けられていませんが、心配な場合はかかりつけの医師にご相談ください。
成分を確認したら
製品の値段と、どれから買えばいいかを一覧にまとめてあります。