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TECAとは──ツボクサ抽出物の標準化

成分表示や論文で見かける「TECA」。特別な別成分のように見えますが、正体はツボクサ抽出物を“標準化”したものです。ここでは、TECAやTTFCAという呼び名の意味と、標準化がなぜ大事なのかを整理します。

TECAとは

TECATitrated Extract of Centella Asiatica(ツボクサの力価調整抽出物)の略です。 ツボクサのトリテルペン成分を一定の割合になるよう調整した ツボクサ抽出物のことをまとめて指す呼び名で、「TECA=特別な別成分」ではありません[1]。 成分全体の見取り図はツボクサ成分の総まとめ(TECAの項)もあわせてどうぞ。

TECA・TTFCAという呼び名

研究では TTFCA(Total Triterpenic Fraction of Centella Asiatica/ツボクサの総トリテルペン画分)という呼び名も見かけます。 どちらも「ツボクサから主要なトリテルペンを取り出し、割合をそろえた抽出物」を指す言葉で、 文脈によって呼び分けられています[1]

「抽出物」と「単一成分」は別

TECAは複数の成分をそろえた抽出物です。単一成分(例:アシアチコシドだけ)とは扱いが異なります。 成分表示では「ツボクサエキス」などと書かれることもあります。

成分比率の標準化

TECAは、代表的なトリテルペン(アシアチコシド、アシアチック酸、マデカッシック酸など)を 一定の比率にそろえる(標準化する)ことを特徴とします[1]。 天然の植物抽出物は、産地や収穫時期で成分量がばらつきます。TECAはそのばらつきをそろえ、 品質を安定させる狙いがあります。

なぜ標準化が大事なのか

公的機関の資料でも、ツボクサ製品は成分の含量や規格が整理されています[2]。 標準化されていると、研究の再現性が高まり、製品ごとの品質も比較しやすくなります。 ツボクサ配合をうたう製品を選ぶときの視点は、ブランド比較もあわせてご覧ください。

このサイトの立場

標準化は品質の指標のひとつです。 研究の知見は in vitro/動物/ヒト試験の別を確認して読むのが正確です。

まとめ

  • TECAはツボクサ抽出物を標準化したもの。特別な別成分ではありません。
  • TTFCAも同様に、トリテルペンをそろえた抽出物を指す呼び名。
  • 標準化は品質の安定と研究の再現性のために行われます。

出典・参考文献

本記事の記述は、以下の一次情報(原著論文・公的資料等)にもとづきます。

  1. Sun B, Wu L, Wu Y, et al. Therapeutic Potential of Centella asiatica and Its Triterpenes: A Review. Front Pharmacol. 2020;11:568032. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7498642/
  2. European Medicines Agency (EMA). Assessment report on Centella asiatica (L.) Urb., herba. EMA/HMPC/489142/2020. https://www.ema.europa.eu/en/documents/herbal-report/assessment-report-centella-asiatica-l-urb-herba-revision-1_en.pdf