“飲むCICA”・機能性食品の基礎知識
化粧品でおなじみのツボクサ(CICA)ですが、実は昔から食べられてきたハーブでもあります。近年は「飲むCICA」やサプリメントとして見かけることも。このページでは、食品としてのツボクサの歴史と研究の現状を、誇張なく整理します。
大切な前提
本ページは一般的な情報提供です。持病がある方・妊娠中の方・薬を服用中の方は、 取り入れる前に医師や薬剤師にご相談ください。
「飲むCICA」とは
「飲むCICA」とは、スキンケアの成分としておなじみのツボクサを、食品やサプリメントの形で取り入れるものを指す言い方です。 お茶、ドリンク、粉末、カプセルなどさまざまな形があります。 化粧品と違い、肌に塗るのではなく口から取り入れる点が大きな違いです。
食用ハーブとしての歴史
ツボクサは、アジアの一部地域で古くから食用のハーブとして親しまれてきました。 サラダやスープ、ジュースなどに使われる伝統があり、身近な野草として扱われてきた歴史があります。 植物としての背景や食文化についてはCICA(ツボクサ)とは何かで詳しく解説しています。
食品としての研究の現状
食品・飲料としてのツボクサに注目した研究もあります。たとえば、食品応用における 抗酸化などの可能性を論じた総説[1]や、 健康な女性を対象に、生のツボクサ摂取後の短期的な気分・注意力を調べたヒト試験[2]などが報告されています。 ただし、これらは限られた条件での研究であり、「食べれば必ず健康になる」といった一般化はできません。 研究があること=効果が確立していること、ではない点に注意が必要です。
読み方のコツ
研究の話を読むときは、それが試験管・動物・ヒトのどれか、 対象人数や期間はどのくらいかを見ると、情報を冷静に受け取れます。
取り入れるときの注意
食品やサプリメントは「たくさん取れば良い」というものではありません。 用法・用量を守るのが基本です。体質に合わないと感じたら使用を中止し、 体調や持病が気になる場合は自己判断せず専門家に相談してください。 とくに妊娠中・授乳中の方、薬を服用中の方は事前確認が大切です。
選ぶときの視点
- 原材料表示:ツボクサ(Centella asiatica)がどう記載されているか
- 形状:お茶・ドリンク・粉末・カプセルなど、続けやすい形か
- 摂取目安:1日の目安量が明記されているか
- 信頼できる情報:誇大な表現をうたっていないか
スキンケア成分としてのツボクサについては ツボクサ成分の総まとめもあわせてご覧ください。
出典・参考文献
本記事の記述は、以下の一次情報(原著論文・公的資料等)にもとづきます。
- Hashim P, et al. Centella asiatica in food and beverage applications and its potential antioxidant and neuroprotective effect. Int Food Res J. 2011;18(4):1215-1222. https://www.ifrj.upm.edu.my/18%20%2804%29%202011/%281%29IFRJ-2011-013.pdf
- Lawal OM, Wakel F, Dekker M. Consumption of fresh Centella asiatica improves short term alertness and contentedness in healthy females. J Funct Foods. 2021;77:104337. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1756464620305612