食とウェルネス

ツボクサ茶・ハーブティーの楽しみ方

生葉のジュースやサラダだけでなく、ツボクサは“お茶”としても楽しめます。乾燥させた葉をお湯で蒸らすだけ。青々しくほのかにほろ苦い、素朴なハーブティーです。世界の薬草茶の中での位置づけとともに、基本の淹れ方を紹介します。

乾燥葉で楽しむツボクサ茶

ツボクサ(Centella asiatica)は、生葉をジュースにするほか、 乾燥させた葉をお茶にして楽しむこともできます。 英語圏では「gotu kola tea」として、東南アジアや南アジアではハーブティーの一種として親しまれてきました。 生葉が手に入りにくい地域でも、乾燥葉なら保存がきくため取り入れやすいのが利点です。 ツボクサ全般の基礎はCICA(ツボクサ)とは何かをご覧ください。

基本の淹れ方

  1. 乾燥したツボクサの葉をティースプーン1〜2杯(約1〜2g)ティーポットやカップに入れる。
  2. 熱湯(約90〜95℃)を150〜200ml注ぐ。
  3. フタをして5〜7分ほど蒸らす。長く蒸らすほど青い風味とほろ苦さが強くなる。
  4. 茶こしで葉を取り除き、そのまま、または好みで甘みを加えていただく。
項目目安
乾燥葉の量1〜2g(ティースプーン1〜2杯)
お湯の温度90〜95℃
蒸らし時間5〜7分
風味青々しく、ややほろ苦い

ブレンドと飲み方の工夫

  • はちみつ・レモンを加えると、青い香りがやわらいで飲みやすい。
  • ミントやレモングラスとブレンドすると、すっきりした風味に。
  • ジンジャーを少し加えると、体が温まる感覚のある一杯に。
  • アイスにしても◎。濃いめに淹れて氷で冷やすと、夏向きの飲み物になる。

世界の薬草茶の中のツボクサ

世界には、カモミール、ルイボス、レモングラス、ペパーミントなど、 暮らしに根づいた薬草茶(ハーブティー)が数多くあります。ツボクサ茶もその一つで、 アジアでは古くから「体を整える緑の一杯」として飲まれてきました。 食品・飲料としてのツボクサに注目したレビューも報告されていますが[1]、 研究の規模は限られ、「お茶を飲めば必ずこうなる」と一般化できる段階ではない点に留意が必要です。 薬膳・健康茶の文化的な流れはアジアの薬膳・健康茶とツボクサで掘り下げています。

楽しむときの前提

お茶として取り入れる前に

ツボクサ茶は嗜好品としての飲み物であり、医薬品ではありません。 妊娠・授乳中の方や持病のある方、薬を服用中の方は、 日常的に飲む前に医師や薬剤師に相談すると安心です。量の目安は安全と下ごしらえも参考に。

まとめ

  • ツボクサは乾燥葉でハーブティーとしても楽しめ、保存がきくので取り入れやすい。
  • 基本は「1〜2gを90〜95℃で5〜7分蒸らす」。はちみつやミントで飲みやすくなる。
  • 世界の薬草茶の一つとして、食文化・嗜好品として楽しむのが基本の付き合い方。

出典・参考文献

本記事の記述は、以下の一次情報(原著論文・公的資料等)にもとづきます。

  1. Hashim P, et al. Centella asiatica in food and beverage applications and its potential antioxidant and neuroprotective effect. Int Food Res J. 2011;18(4):1215-1222. https://www.ifrj.upm.edu.my/18%20%2804%29%202011/%281%29IFRJ-2011-013.pdf