CICA製品はなぜ緑色が多い?
ドラッグストアやコスメ売り場で「シカ」「CICA」と書かれたコーナーを見ると、なぜか緑色のパッケージが並んでいることに気づきます。これは偶然でしょうか? それとも理由があるのでしょうか。色のふしぎを、楽しくひも解いていきましょう。
たしかに緑が多い
CICA製品のパッケージやチューブ、キャップには、深いグリーンや若葉色がよく使われています。さらに、肌に直接のせる「色補正グリーン」の下地やクリームも、CICA系のラインでは定番です。もちろん例外もありますが、全体として「緑が多い」という印象は多くの人が共有しているはず。ここには、大きく2つの理由が考えられます。
理由その1:植物・ハーブのイメージ
いちばん素直な理由は、CICAの正体が植物だからです。CICAは、ツボクサ(Centella asiatica)というセリ科の植物に由来する呼び名です。呼び名の由来はCICAとは何かの基礎で詳しく紹介していますが、要は「緑の草」がルーツ。だからこそ、緑色は「植物由来」「自然」「みずみずしさ」といったブランドの世界観を、ひと目で伝える色として選ばれやすいのです。パッケージの色は、中身のストーリーを語る最初のメッセージでもあります。
理由その2:色相環と「赤の補色」
もう一つ、少し理屈っぽい理由があります。色には「色相環(しきそうかん)」という、色をぐるりと円状に並べた地図があり、その円の反対側どうしにある色を「補色(ほしょく)」と呼びます。グリーンの反対側にあるのが、レッド(赤)です。補色どうしは、重ねると互いを打ち消し合って目立ちにくくする——という性質があります。だからメイクの世界では、赤みが気になる部分にグリーンの色補正を薄くのせて、赤を視覚的にやわらげる、というテクニックが古くから使われてきました。
ちょっと豆知識
「赤の反対はグリーン」。これは肌への効果の話ではなく、あくまで色の見え方(光学)の話です。赤の上にグリーンを重ねると、目には赤が控えめに見える——という視覚のしくみを利用しているだけ、というのがポイントです。
色はあくまでデザイン
まとめると、CICA製品に緑が多いのは「植物のイメージ」と「赤の補色というデザイン上の理由」が重なった結果、と考えると腑に落ちます。ここで大切なのは、パッケージや色補正の色は、あくまでブランドの世界観と見た目の話であって、色そのものが肌に何かをする、という意味ではないということ。色に惹かれるのは自然なことですが、実際に選ぶときは中身の成分や使用感で見比べるのがおすすめです。いろいろなブランドの個性はCICAブランド比較で眺めてみてください。