肌悩み別

メンズのCICAケア入門

「CICAって女性向けのイメージだけど、男でも意味あるの?」——そんな入り口の疑問から始めましょう。男性の肌には男性なりの事情があり、CICA(ツボクサ)で語られる考え方は、実はメンズケアとも相性がよいものです。

男性の肌の特徴

一般に、男性の肌は女性に比べて皮脂の分泌が多く、テカリや毛穴の目立ちが気になりやすい傾向があります。一方で、皮脂が多いことと「うるおっている」ことは別で、洗いすぎや紫外線で内側は乾いている、という状態も珍しくありません。「脂っぽいのに、つっぱる」という感覚は、この皮脂と水分のアンバランスから起こりがちです。まずはCICAとは何かの基礎で、成分の全体像をつかんでおくと理解が早くなります。

髭剃り後のゆらぎ

メンズケアで見落とせないのが、毎日の髭剃り(シェービング)です。刃で肌の表面をこするため、角層(肌のいちばん外側のバリア層)が物理的に削られやすく、ヒリつき・赤み・カミソリ負けといった「ゆらぎ」が起こりやすくなります。剃った直後の肌は、いわば軽く刺激を受けた状態。ここでゴシゴシ拭いたり、刺激の強いものを重ねたりすると、負担が積み重なってしまいます。

ポイント

髭剃り後は「肌が一時的にデリケートになっているタイミング」。こすらず、清潔にして、水分を補って落ち着かせる——という発想が、メンズケアの土台になります。

「鎮静」という考え方

CICA(ツボクサ)でよく語られるのが「鎮静」というキーワードです。これは、刺激を受けて敏感になった肌を落ち着かせる、という発想を指す言葉として使われています。ツボクサ抽出物の抗炎症・抗そう痒(かゆみ)作用などを検討した基礎研究も報告されています[1]。これは主に試験管・動物レベルの研究で、肌の炎症をめぐる仕組みを調べた段階です。

メンズが最初に押さえたい基本

難しく考える必要はありません。まずは「洗いすぎない・こすらない・剃った後は水分を補う」という3つが土台です。そのうえで、自分の肌質や使い心地に合ったアイテムを選んでいくのが現実的です。何をどう選べばよいか迷ったら、CICA製品の選び方を参考に、成分や使用感の見方から整理してみてください。

出典・参考文献

本記事の記述は、以下の一次情報(原著論文・公的資料等)にもとづきます。

  1. George M, Joseph L, Ramaswamy. Anti-Allergic, Anti-Pruritic, and Anti-Inflammatory Activities of Centella asiatica Extracts. Afr J Tradit Complement Altern Med. 2009;6(4):554-559. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC2816466/